私は恥ずかしながら、フィンによってテイクオフが早い、遅い、というのは無いと思っていました。
いくらなんでもテイクオフには関係しないでしょ。ちょっとした面積の差で進みが悪くなるのかなぁ。でもフィンはパドリングで進むときは抵抗を受けるといっても縦だからちょっとだけなのに。おかしいな。
と思っていました。
実はボードのリフトが関係していたのです。
サイドフィンは通常は90度についておりません。
角度が開いた状態です。ボードをデッキ面を上にして置き、テール側からフィンを見ますと、サイドフィンがハの字に広がっていると思います。
この角度がテイクオフを左右していたのでした。
開いていればいるほど(ある程度までですが)、ボードのテールがリフトします。垂直なほどテールは浮きません。
ですので、超高速パドリングで、波を追いかけているときは前荷重するのですが、前荷重になったとき、テールが浮きやすいフィンと、浮きにくいフィンがあるということです。
開いているフィンがテールが浮きやすいフィンです。
テールが浮きやすいフィンは、前に落ちていきやすいので、テイクオフが早いです。
普段のパドリングでも感じやすいのは、クワッドです。4枚広がって付いていますと、かなりリフトします。
ただ、大事なことは、フィンの開きが強いからテイクオフが早いだろうということで、フィンを選ぶものではない、ということです。
フィンが開くほどルースになります。
それがライディングに調子よいかどうかは、人それぞれ、波次第、ですので、ライディングの方がすごく大事です。
フィンの開きによるテイクオフの差は、ライディングに影響する調子の良し悪しに比べれば、小さな影響です。
ただ、知っていて良いことと思い、ご紹介しました。
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