うねりは風で起こります。
イメージは、水面に息をフッと吹いたときです。
波紋ができ、それが徐々に遠くに広がっていきます。それがうねりです。
フッと吹いた息が、風です。
そして、うねりは成長します。
はるか遠くでうねりが発生して、徐々に大きくなっていきます。
ハワイのノースショアは、はるか遠くからのうねりがやってきて徐々に成長し、あのブレイクです。
北太平洋の嵐が発端となっています。そこからうねりが発生し、徐々にパワーをため、ハワイの北へ届きます。
夏は嵐がありませんので、うねりの発生がなく、夏のハワイのノースは波がありません。
それが冬のノースショアが、冬のノースショアである所以です。
風がうねりを作りますが、大事なのは、発生元との距離です。
理想は、はるか遠くでうねりの発生となる突風が吹き、徐々にサイズアップし、到着する陸付近は無風というコンディションです。
風が吹けばいいというわけではなくて、皆様ご存知の通り、サーフィンするその場所は無風か弱オフショアがいいです。
嵐が近すぎる場合、風波、もしくはたとえ陸付近が無風でも、まとまりのないよれた波になります。
あれ、今日無風なのに波がまとまってない、なんてときはたいていうねりの発生元が近すぎることが多いです。
天気図などを見て、遠くに大きな低気圧ができたとき、そして陸付近は無風のとき、これがパーフェクトウェーブと判断していいと思います!
どれくらい遠くの低気圧がいい波をもたらすかは、地形などサーフポイントによって全く変わってきますので、ローカルサーファーは予想が当たります。
波情報はとても便利ですが、たまには天気図からの波予報をしてみてください。
空いてて当たりというコンディションに遭遇するチャンスが増えるかもしれません。
次回、海を知る【3】は、波はなぜ割れるのか、です。
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