サーフィンには戦略がある, サーフィン哲学

戦略の話|サーフィンには戦略がある【7】

まずはビーチの把握

先に設定です。

  • サイズはセットで頭、セットではない波が胸くらい、パワーある
  • セット数は少なく、セット間長い
  • 流れは絵の右から左へ、横の流れかなり強め
  • タイドはミドル、上げすぎでも引きすぎでもない、仮に上げていく状況にしよう
  • 風は合っていて、ざわつきなどは気にならない

混雑具合を無視し、自分が好きにサーフィンできるとしたら、一番理想的なポジショニングはどこになるでしょうか。

第一候補のライトを狙うのは当然ですが、ほかも狙いながらの、第一候補のライトが正解です。(第一候補~第三候補、セット狙いにつきましては、サーフィンには戦略がある【5】に書きました。)

候補

まず、前回の沖に出るのように、上級者と同じように沖に出ます。

右からの流れに流されながら出ていきますので、第一候補の①の方へ向かう前に、②を通ります。②はレフトが割れていますし、そこに止まって乗れるものなら乗りたいです。沖に出た時点で、右奥からやってくるうねりを観察しながら、①が本命ですが、②を探します。運良く流される前に②のレフトに乗れればラッキーです。レフトのブレイクのため、乗ってからまた②でポジショニングするのは容易です。②の位置で波に恵まれないと判断した場合は、①へ移動します。または、うだうだしていたら①に流されます。

ここで本命の①のライト狙いです。同じく右奥からくる波をよく観察します。

観察していますと、セットの波と、セットではない第一候補の両方が同じ方向からやってくることが分かります。ですので、ここが一番間違えやすい点となります。

それは、セットはダンパーということです。ビーチでしばらく観察していた人は知っています。セットはダンパーなので、下記画像の沖という文字辺りに追いかけていってはセットは乗れません。セットに乗れるのは、一番上の青いラインの左端から早めのブレイクのライトです。

沖のセット

しかし、サーフィンの前に戦略を立てなかった人は、セットがダンパーであることを、見る限り知っていますが、追わなければいけないポジションは青いラインの左端ということを知りません。

①でポジショングしていて、①のライトが来ればみんな乗れます。しかし問題は、①でポジショニングしていて、セットが入ったときです。岸から20分眺めてましたら、セットが入ったと確認した瞬間(かなり遠くにセットが見えたとき)、中級者以下のサーファーはみんなで青いラインの中央に向かってパドリングして迎えにいきました。もちろん乗れませんでした。最初からセット狙いの人も沖という文字のところにポジショニングしていて、乗れませんでした。

しかし、この海の中には上級者が一人いました。みんなが一斉に青いラインの中央に向かってパドリングしたとき、彼は、①の場所から、鬼パドルで一番上の青いラインの左端に向かい始めました。このときまだセットはかなり遠くに見えており、その場所でキレたライトが割れるということは判断しにくいです。これは岸からサーフィンする前に戦略を立てていたとしか考えられません。案の定キレたところからテイクオフ、フローター入りのかっこいいマニューバーを見せてくれました。

では、沖という文字に追いかけた数人のサーファーは、その後どうするでしょうか。そこで次のセットを待つ人と、①の場所へ戻る人と、少し流されてしまい、③を乗っていた人などがいました。セットを待つ人と①の場所へ戻った人はまたセットが来たときに同じ間違いをします。③を乗った人は、このラウンドで乗りうる波の中で良くない波を選択したことになります。

以上のように、①のポジションで第一候補を乗りながらも、たまにくるセットのキレた部分を狙うというのが、今回のシミュレーションの理想の戦略となります。

混雑具合を無視し、自分が好きにサーフィンできるとしたら、と最初に仮定を足しましたが、実はセットのキレた波を狙ったのは一人でした。ということは、混雑していても自分だけ乗れるチャンスがあるということです。

次回、サーフィンには戦略がある【8】は、ポジショニングの目安です。

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