身長が高いサーファーの有利な点は、なんと言ってもダイナミックで大きなアクションです。
足も手も長いですので、振り回すと、とてもパワフルです。
ジョーディスミスやデーンレイノルズのパワーは圧巻です。
不利な点は、小波に弱いということです。
これは結構致命的で、背の低いサーファーの胸の波が腹の波になるわけです。
波のサイズで、ワンサイズは大きいです。
そこで、背の高いサーファー、特にコンペティターは、狙う波を変えるとのことでした。
よりセットを狙い、より張った波を狙わないといけません。
私は、これをよく言われました。普通の波に乗っていては点数が出ない、とのことでした。
オーエンライトは190cmくらいありますが、彼の戦い方はまさにこれです。
今年のWQSを見ていたときなのですが、ドシッと沖でビッグセットを待つスタイルでした。
下ではディーンモリソンが、バッチンバッチン、普通のセットを捕まえて乗っていました。
大きく見えるマニューバーもしていましたし、エアーも決めてGOODのスコアが出るライディングを連発していました。
その間、オーエンライトはまだ沖でセット待ちです。
ようやく入ったセットを捕まえ、ハンパではないビッグアクション決めて、EXCELLENTのスコアを出しました。
乗ってしまえばパワーのあるビッグアクションで点数が出ます。
現行のルールでは、ベスト2ウェーブですので、沖のビッグセット待ちは戦略として通用します。
ということで、
背の高いサーファーは、より大きな波、より張った波を狙う宿命を背負っている、というお話でした。
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