サーフィンする前に地形を描く|海を知る【11】
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大事なことを伝え忘れました。
私がこれまでうまくない絵で表現させていただきました、地形の絵のようなものを、サーフィンする前に砂浜に書きなさい、と師匠から言われています。
そうすることで、その絵と実際に入ったときのブレイクなどとを答え合わせし、徐々に地形を読む力の精度を上げていくそうです。
サーフィンする前に地形を確認し、ここが深いから、ここにバンクがあるからなどを判断し、今日はここのブレイクでサーフィンしよう!と意識付けることが大事です。
乗ってみて間違いでしたら、移動し、良いブレイクを探して、何が間違いだったのか、考えてみるといいです。
砂浜に描くのは、浅いところ、深いところ、その縁のライン、波の割れ方(赤いライン)です。
考慮するのは、潮の満ち引き(今の状態と今後の動き)とうねりの向きと風向きです。
よくサーフィンのビデオ撮影をします。そのときよく思うのですが、
うまいサーファーはほぼ横へ動きません。波に乗ったあと、同じ位置に戻ります。ライトに乗ろうがレフトに乗ろうが、同じ位置に帰ってきます。いい波が割れるところはいつも同じだからです。(探しに動くことはあります。)
中級以下のサーファーは、乗ってから戻るところがいつも違います。流されてるときも気にしません。さっきはあそこで待っていたのに、今度はこっちで待っている、といった具合です。ライトに乗ったらそのまま沖に出て、岸から見て左側にポジションが変わっています。
これらの差は、ポジショニングの意識の差です。上級者は徹底してます。
サーフィンする前に、地形を考え、ブレイクを考え、どのブレイクが今日一番なのか考えてから入るだけで、自分だけいい波に乗れるようになります。
次回、サンドバンクが動く頻度です。